札幌市動物愛護条例の「生後8週間は親子を共に飼養する」条項を応援しましょう!  

札幌市で画期的な条例が制定されようとしています。

「生後8週間は親子を共に飼養してから譲渡するよう努めること」(第7条第1項第4号)というもの。

これは同条例案の目的に掲げた「動物の福祉の向上」を実現するための規定であり、ペットとして飼われている日本の犬猫のためを真に考えた、たいへん意欲的な条項です。

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この生後8週齢の条項は、ご存知の方もいると思いますが平成24年改正の動物の愛護及び管理に関する法律でも肝のひとつとなるべき条項でした。

いわゆる「8週齢規制」は、8週齢(生後56~62日)までは子犬や子猫を産まれた環境から販売目的等のために引き離すことを禁じる規定で、動物福祉先進国である米国、英国、ドイツ、フランスなど欧米先進諸国では常識となっているものです。

幼すぎる子犬・子猫(一部の国では子犬のみ)について、母親から受け継ぐ移行抗体の減少にともなう免疫力の不安定化、親兄弟と一緒に生まれた環境で過ごすことによる十分な社会化、という心身両面の健康への配慮から、各国で制定されています。

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そして、平成24年改正の動物の愛護及び管理に関する法律で実際そういった条項が盛り込まれました。

動物の愛護及び管理に関する法律 第二十二条の五
犬猫等販売業者(販売の用に供する犬又は猫の繁殖を行う者に限る。)は、その繁殖を行つた犬又は猫であつて出生後56日を経過しないものについて、販売のため又(また)は販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはならない。


よーしっ

なーんて思ったのも束の間、こんな附則がついてました・・・

付則第七条
法施行後3年間は45日、その後法律に定める日までの間は49日と読み替えて適用する。


えっ これじゃあ、意味ないじゃないの~って思うような経過措置です。

この附則はどういうことかとざっくり言うと、

「条文中では「56日」と言っているものの2016年8月までは45日で、それ以降は日にちを決めるまではずっと49日でいいですよ。」

という何とも骨抜きな、犬猫の命よりペット市場経済を優先したものとなってしまったのです。

(「ブリーダーさんもね~ それじゃあやりにくいでしょうから~ ちょっと離れたところに附則つけて誤魔化しましょう」 という声が聞こえてくるようです。)

もともと生後8週の規制は10年以上も前から取沙汰されており、前回の動物愛護法の改正パブリックコメントでは最大の焦点として、犬猫の命より販売利益優先の業界側(反対意見)約4万5千件に対し約6万2千件と愛護側(賛成意見)が多かったのにもかかわらず、こういった緩和処置がもうけられてしまったという経緯があります。

これには、より幼い子の方が売れるという日本のペット販売市場の実情もあるのです。

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東京都や大阪府でも、この生後8週齢の条例を模索しつつも、国の法律が上記のような経過措置を講じたために大きな壁となっていたようです。
つまり国の法律を地方自治体が超えることは法治国家としての制度上困難だということでしょう。

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個人的にも動物愛護に積極的に取り組もうとする地方行政にこのような足かせともなるような附則をつけられたことが遺憾でしかありませんでした。

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けれども、今回ここに札幌市が切り込んだのです

札幌市動物愛護管理条例案では、
すべての犬猫の飼い主に対して「生後8週間は親子を共に飼養してから譲渡するよう努めること」(第7条第1項第4号)を定めています。

これは努力義務の規定ではありますが、「動物の福祉の向上」を実現するための規定で、愛玩動物としての日本の犬猫の命のリスクを優先した意欲的な条項だと思います。
(しかも努力義務規定なので、上記の条例と法律の関係もクリアしているかのような素晴らしいバランス感覚!)

そんな札幌市動物愛護条例を応援しようという署名があります。

そして、もう一息で目標数に達するようです。
(この問題にこんなに多くの人が関心があり、多くの賛同者がいることが素直に嬉しく思います)

ぜひ、心ある皆さまもこちらの署名にご協力いただけたらと思います。

下記文字をクリック(スマホ等はタップ)して署名サイトへ 

【署名】札幌市動物愛護条例の「生後8週間は親子を共に飼養する」条項を応援しよう!  

犬猫の命をペット市場経済より優先する条例の応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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この条例が多くの地方動物愛護条例の先駆けとなり、本当の意味で多くの犬猫の命が救われる動物愛護法への布石となるこを願ってやみません。

そして併せて、ひどい環境のパピーミルや崩壊寸前のブリーダー、犬猫の命より経営優先で治療放置の散見される保護シェルターなどへの罰則、営業停止などの法的措置も必要だと感じています。

一人一人の力はわずかでも、不幸な犬猫を救いたいという多くの人の力が合わされば大きな力になると思います。
どうかそのことを憶えておいていただけたらと思います。

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