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喫茶店に捨てられた猫

家から少し離れたところにある古い喫茶店。

80歳を超えたご夫婦でひっそりとやっていて、近所の人たちには猫好きで知られています。

そこを通るたび、仔猫というにはちょっと大きなシャム風の子が玄関の扉の前付近にちょこんと座っているのを見かけるようになりました。



先日の夕方、通りかかったとき喫茶店のママであるおばあさんがその子にご飯をあげているのを見かけました。
勇気を出して声をかけてみたら色んな事情がありました。

IMG_3687.jpg

数か月前、小さな仔猫のこの子が玄関前に遺棄されたこと。

助けてあげたいけれど、ご主人は入院中、自分も入退院を繰り返している状態でどうにもできずご飯だけをあげていること。

そして、大雨の日、ガラス扉の向こうからじっと覗いているのを見て、おばあさんはどうしようもないけれど助けたくて飛び出したら発作で倒れて救急車で運ばれたこと。

車通りの多い道に面しているこのお店。交通事故も心配。

毎日、おばあさんは悩みながらごはんをあげて、ようやく「チロちゃん」と呼びかけると鳴いて返事をしてくれるようになったそうです。

「わたしもあとどれくらい生きれるかわからん。どうして、小さなこの子をこんなところへ捨てるんだろう。」

と涙ぐんでいました。

IMG_3694.jpg

捨てた人はここの家は猫好きだから、ここに置けば大丈夫だと思ったのでしょうか。

近所の人は餌やりは咎めてもおばあさんの事情には耳を貸さないようです。

「可哀想だと思うなら、あなたがどうぞ保護してあげて」と言い放ちます。

けれども、かんたんに保護できるような時間も環境もありません。


その人の状況も気持ちも考えずに面倒なことは他人任せ。

わたしの暮らすこの社会のひとつの縮図を感じるような気がします。

捨てられたこの子にだってお母さん猫はいたでしょうに・・・。

多くのひとは、自分や自分の家族に思いを馳せることはあっても、独りぼっちで捨てられたこの子の気持ちを考えることはないのでしょう。

秋風が心に冷たく感じます。


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切ない( ω-、)チロちゃん…。
胸がイッパイで、言葉が見つかりません。
子猫を棄てたヤツ!!許せない(*`Д´)ノ!!!
天罰がくだればいいさ。
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