京都市の野良猫に餌やり禁止条例に意見を!(1月14日まで)

【緊急拡散希望】 京都市の野良猫に餌やり禁止条例のパブリックコメントの募集

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(記事の転載元 『犬猫救済の輪』平成26年12月21日の記事) 
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「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」の制定に係る意見募集について

京都市が野良猫への餌やりに関する条例を罰則つきで制定しようとしています。
条例が制定されてしまうと
野良猫の世話をしてくださっているボランティアの皆様にとっては活動に大きな支障をきたしてしまいます。

京都市だけの問題ではありません。

京都市が野良猫への餌やりを規制するような条例を制定しないようぜひ意見を出してください。
下方に意見例を掲載しますので、全文でも一文でもご自由にコピーなどしてお使いください。


問題になる原文
 野良猫に餌やりをしようとする方は,猫を自ら飼養いただくか(1),
又は,「まちねこ活動支援事業」に沿って,適切な管理の下で実施いただきますようお願いします。

身近にいる動物に対し無責任な給餌(餌やり)(2)をしたり,残飯ごみを放置したりしてはならないこと。

条例を実効性あるものとするための措置
 本市では,この条例に基づき,ルールを守っていただけるよう,啓発や指導等に取り組んでまいりますが,改善がみられないケースや悪質なケースに対しては条例の実効性を担保するため,次のような措置を設けます。

勧告・命令(3)
 〇 身近な動物に対し無責任な給餌をしたり,残飯ごみを放置することにより,周辺の生活環境が損なわれていると認められるとき。

過料(4)
 〇 上記の勧告・命令に違反したとき


なぜ問題なのか?上記下線部分の番号に対応します。

(1) 野良猫へ餌をやる人に所有権を押し付けることは法的にできません。
野良猫は民法上の「無主物」です。本人が希望しなければ無主物の所有者になることを他人が押し付けることはできないからです。
また、その野良猫に万が一、本当の飼い主がいたら、飼い主の所有権を侵害してしまうことになります。
さらに猫を終世飼養するには200万前後の費用が必要ですので、猫を飼うことを強要すると財産権の侵害となります。

(2) 無責任な給餌(餌やり)の定義が明確ではありません。
周辺環境や住民の愛護意識の程度によっても何が無責任なのかは変わります。
ある場所では置き餌が大丈夫かもしれませんがある場所では難しいかもしれません。
野良猫に寛容な地域と猫嫌いの人の多い地域でも「無責任」の意味が違います。
所によって状況によって基準や定義が変化するようなこがらを条例にすることはできません。

(3) (4)
民法に抵触したり、 基本的人権を侵害し違憲の可能性があることを命令したり過料をかけることはできません。
罰則を定めながら違反行為の要件が明確でない条例、または許可の範囲が不明確で行政(権力)に幅広い裁量権があるような条例は基本的人権を侵害し憲法違反となります。

今回、所有者不明猫への餌やり禁止の場所や方法状況等、どんな行為が無責任な餌やりとして違反なのか非常に曖昧になる可能性が高いと思われます。
この様に適用範囲が不明瞭な条例は作ることができません。
市民が自分の行為が違反かどうか予測できず、解釈もできないような法律は作ることができません。
不当な罪により罰せられる市民を生み出す可能性があるし、解釈する側(この場合は市)が自由に裁量できる(どうにでもできる)と、不公平な事態が起きうるので憲法が保障する基本的人権の平等権侵害の恐れもあります。

意見応募フォームはこちらから
https://sc.city.kyoto.lg.jp/multiform/multiform.php?form_id=1572

意見例(ご自由にコピーしてお使いください)
※罰則付きで野良猫への餌やりを制限するような条例は作らないでください。
ボランテイアへの偏見を助長し活動がしにくくなります。

※「無責任な餌やり」といっても定義や基準が明確ではないので、市民が不当な罪で罰せられてしまい、基本的人権侵害の恐れがあり条例には反対です。

※野良猫を餌をやるからには家に連れて行けというのは、民法に抵触し、所有権、財産権の侵害になるので適切ではありません。

全国の皆様、
この条例が成立したら大変危機的です。
今回のパブリックコメントで条例化を阻止しなければなりません。
パブリックコメントに意見を提出していただくことにぜひご協力ください。
お知り合いにもぜひ広めてください。

また京都市議の先生がたにもメールやファックスなどで訴えてください。
http://www.city.kyoto.jp/shikai/meibo/gojuon.html

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(以上転載)

※本件は「みなと猫の会」さんのブログで知りました。

参考:【広報資料】「京都市動物による迷惑の防止に関する条例(仮称)」の制定に係る意見募集について
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000173377.html

上記京都市情報館のページに以下の小学生の作文が掲載されています。
「じぶんのつごうがよくても,それがみんなのめいわくにならないことかなとかんがえてみてから,じぶんのすきなようにしなさいね」

この「じぶん」という単語を「にんげん」と置き換えたらどうでしょう。
そのほうが、ずっと深く大切な何かを訴えてくるような気がしています。
京都も日本も人間だけのものではないはずです。

::本件における個人的考察::

当該条例の骨子において、最も問題としなければならないのは、「犬猫救済の輪」の原文にあるとおりのように思います。
私自身、迷惑な餌やりさんに自宅の前に毎日猫の餌を置かれ、警察に相談に行ったこともあります。

一方で過去にTNR活動、保護活動のなかで野良猫に餌やりをしてきました。
茶豆や、すずもそうです。
あまり警戒心のない子猫の茶豆は1週間、すずは、3日ほど餌やりをしまして保護できました。

けれども、保護までに2か月かかった遺棄された成猫もいました。
その猫の場合、わたしは、保護を前提とした餌やりをするということで、事前に所管の保健所にも連絡していました。(当時の担当者からも信頼を得ていました)
それでも、近隣の猫嫌いの住民から大声で威嚇をされ、暴力で警察沙汰にもなりそうでした。
(間一髪で暴力を免れましたが・・・)

ルールを守ろうとし、努力しながら猫を保護しようとしてもこういうことがままあるということは、保護活動に関わった方なら少なからず経験があるかとも思います。

このような条例ができれば、猫嫌いで排除だけしたいという人間にが「錦の御旗」のように、それをふりかざすような気がしています。そして、猫の保護、TNR活動をしようとするものを攻撃するのは目に見えています。

一方で、個人では時間面、費用面において保護に限界があることも痛感しています。すべての子を保護できるわけではありません。

ここで、あらためて京都市の要求する保護もしくは「まちねこ支援事業」について調べてみると、個人や少人数で猫の保護やTNR活動をしているものにとって、とても厳しいものであるような気がしてなりません。

では、「まちねこ支援事業」とはなんでしょう?

★まちねこ活動は以下の基準です。
・地域住民3人以上でグループを作る
・町内会に説明し理解を得る
・行政に認定の手続きをし、審査を受ける

ならば、個人で頑張ってTNR活動をしている人の餌やりは、罰則にあたるのでしょうか?
同様に2人で頑張って地域猫活動をしている人は罰則にあたるのでしょうか?

何度、京都市の当該ページを読んでも論点のすりかえのようで、とても違和感があります。

日本のような法治国家において、あまりにも偏ったこのような条例が施行されるのは行政の施策として乱暴な気がしてなりません。

不幸な猫を救いたいという思いが権威に捻じ曲げられるのは残念でなりません。

どうか、ご自身の意見、また、うまく自分の意見を活字にできないといわれる方は、「犬猫救済の輪」さんが作成してくださった下記の意見例をコピー&ペーストで京都市のパブリックコメント募集係までお送りください。

そして、どうぞ忘れないでください。一人一人の意見が集まれば大きな力となることを。

意見応募フォームはこちらから

https://sc.city.kyoto.lg.jp/multiform/multiform.php?form_id=1572

意見例(ご自由にコピーしてお使いください)

※罰則付きで野良猫への餌やりを制限するような条例は作らないでください。
ボランテイアへの偏見を助長し活動がしにくくなります。

※「無責任な餌やり」といっても定義や基準が明確ではないので、市民が不当な罪で罰せられてしまい、基本的人権侵害の恐れがあり条例には反対です。

※野良猫を餌をやるからには家に連れて行けというのは、民法に抵触し、所有権、財産権の侵害になるので適切ではありません。

野良猫だったすずは個人で餌やりをして保護しました。IMG_43050.jpg
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ありがとうございます

いつだったか評判を聞き、以前より拝見しておりました。
美しい柔らかい文章が印象的で、こんな風に書けたらと密かに思いながら…。

毎回毎回「これどうするの~」と、悩みながらのギリギリの活動ですが私たちにも少しでも伝えられる事があればと思っています。

ありがとうございます

私も「条例」にする事に対しては疑問を感じます。
Mさんのおっしゃる通り、個々人の解釈や判断によって「どこまでが」「どこからが」、が変わる様ではトラブルになりかねません。しかも個人の解釈では、それを正しい!と信じているので「条例ではこう!」と強固な姿勢で臨まれ、お互い「譲り合う」という姿勢を保てなくなる場合も出てきそうです。
個別の案件に対して、全ての是非の事例を示す事は不可能に近いと思います。

外でウロつきゴミを漁るなら殺してしまえ(保健所に持込め)、というのは生物界のTOPに(勝手に)君臨する人間には許されている判断なのでしょうか?
脳が発達し、他の種よりも未来を考え行動する力を持つヒトとして、同じ生き物を哀れみ、慈しむ心と、その余裕、を持てないものか、と残念な気持ちになります。
犬や猫が嫌いな方もいらっしゃるでしょう。ですが「条例」を振りかざさなくても、頭の良い人間同士、話し合いや譲り合い、お互い少しの我慢で解決出来る事例も沢山あるのではないかと思います。

甘いのですかねえ…?

もし条例制定されたら、担当部署の職員さんが1事例ずつ、違反か否かを判断するのですかねえ?仕事として?餌やりさんの人柄判断とか?
……他にもっと良い方向に進ませるべく、出来る事があるのではないかとも思います…(。-_-。)

Re: ありがとうございます

ちび太郎さま

こちらこそ、ありがとうございます。
忙しい中、この件を知り、自らのブログでお伝えできるのは、「みなと猫の会」さんのブログのおかげです。
この拙いブログをご存じでいてくださったとは、恐縮です。

わたしこそ、ちび太郎様の書かれる文章はとても好きです。
まっすぐで、素敵な文章だといつも思いながら拝見しておりました。
もっと、もっと広く読まれて、支持されてしかるべきブログだと思っています。

真摯に多くの命と向き合う活動だからこそ、大変なことやご苦労も多いと思いますが、その姿を見ていてくださる方は、きっとおられると思っています。
何もできないわたしですがこれからも、陰ながら応援させてくださいね。

Re: ありがとうございます

Juneさん

いつもコメントをありがとうございます。
また、このような長文のやや硬質な文章を熟読してくださったのが伝わってきて感激しております。

たしかに世の中には信じられないようなマナーの餌やりさんもいて、線引きが難しいところではあるとは思いますが、それだからこそ、「無責任な」という具体性のない抽象的な表現の規範で限定的(保護もしくはハードルの高い活動)なもの以外を排除するという条例には賛成できないというのが個人的な感想です。

Juneさんもどうぞ、ご自身の意見を是非京都市にお伝えいただければと思っています。

市議会議員にも責任があります

いろいろとめぐってこちらにたどり着きました。
ご指摘の通り、案は法律に照らしてもおかしなことばかりですね。
2月に議会があるそうです。私は市会議員にもパブコメをFAXしています。世話しているこたちの顔を思い浮かべてやりぬきます。
これ以上、住民から誤解や嫌がらせをされるようになったらボラをやっていられません・・。
議会を通さないようにがんばります。
余裕がない文ですみません。

Re: 市議会議員にも責任があります

シンシアさん

コメントをありがとうございます。

コメントを拝見して、シンシアさんのご苦労が偲ばれてしかたがありません。

わたしにできることは、本当にわずかなことですが、わたしもシンシアさんにならって京都市の市会議員さんにメールをしてみようと思っています。(立法機関にアクセスするのは、あるいは一番有効かもしえませんね)

京都市の議員さんにメールをしたことはありませんが、過去に何度か他の地方議員さんや国会議員さんにメールをしたりお会いしたことがあります。

その際、当時のある国会議員さんから動物愛護は、国会議員にとって、とてもリスキーなものであるということを耳にしました。
それでも、その方は一生懸命動物たちの命のために頑張って成果もあげられておられました。
京都でも、そんな議員さんがいるといいと思います。

経験上、議員さんはご多忙な方が多いので、礼儀を弁え、なるべく端的に、状況やデメリットをお伝えし、どこが問題なのか初めての読む場合でもわかりやすく書いてさしあげると理解されやすいようです。

シンシアさんは議員さんにメールをされるという時点で、そのあたりはお詳しい方のように思いますが、もしこのコメ欄を読んで議員さんにメールをしてもいいなっていう方がみえたら、少しだけでも参考になるかと思い書いてみました。

どうか、心も身体も壊れないようにこれからも活動を頑張ってください。
陰ながら応援しています。
拙いブログですが、また何かの折にはおいでくださいね。
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保護した縞三毛すずと猫たちのブログです。

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