独居老人との対峙

通院の日、仔猫たちの命を守るため、Iさんがかの独居老人と話をすることにしました。

「わたし一人で話したほうがよいと思います。」といい、話し合いに向かったIさん。

病院で独居老人と一緒に獣医師の所見を聞いた後、今後の仔猫たちの処遇を話しました。

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わたしは近くで待機をしていましたが、1時間以上もIさんは戻ってきません。

不安がよぎった頃、憔悴しきったIさんが現れました。

独居老人は、散々怒鳴り散らして帰ったと言いました。

「『わしの猫なんだから、病院なんて連れて行かなくていい。死んだっていい。』って言うんです。だから、もう腹が立って、腹が立って。でも、あの家に戻したら死んでしまうと思って頑張りました。怒鳴られて、罵倒されましたけど、とにかく何とか頑張りました。
『わしは、もうしらんっ』って帰っていきました。」

そう言うIさんの足はガクガクとなっていました。

いつもは、優しく内気な雰囲気で自己主張もしないIさんが、、、こんなに強い一面があったなんて・・・。
Iさんの仔猫たちを守るための精一杯の力に胸を打たれ、Iさんの家に仔猫たちをつれて向かいました。

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キャリーバッグの中でスヤスヤと眠る仔猫たち。



無防備な寝顔を見てIさんが言いました。

「お母さん猫ちゃんに申し訳ないです。でも、動物病院の先生もこのタイミングが良いと言っていたからしかたないですよね」

「この子たちを大切にしてくれる里親さん、みつかるでしょうか・・・。ちゃんと元気になるでしょうか・・・。」

頑張ったIさんの不安にどのような言葉をかけてよいのかわからず、思わず言いました。

「せっかくIさんがこんなに頑張ったんですから。この子たちの幸せになってもらわないと・・・。それに、目も鼻も治ったらみんなきったすごく可愛くなりますよ」

今日からは寒い縁側で眠らなくてもいい。毛布もある。

ごはんも十分食べられる。

栄養不良で成長不良の一番小さな白黒ちゃんと、ちょっとマシな、でも猫風邪でクシャミ連発のふたりを元気にしようと目標をたてました。

「仮になるけど名前も、決めなきゃね」

そして、また夜が更けていきました。




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子猫たちを病院へ

ミルママのlさんから、仕事中に突然の電話。

「子猫たちの具合がどんどん悪くなっています。
何度頼んでも、おじいさんは子猫を病院に連れて行ってくれません。裕福な方でお金がないわけじゃないのに…。
でも、このまま放置すれば悪化して死んでしまいそうです。
特に1番ちっちゃな白黒の子が、もうぐったりしていて。
もう私がおじいさんに頼んで連れて行こうと思います!」

送られてきた子猫の写真は本当に弱っていて辛そうでした。



Iさんの子猫への思いやりと、行動力に感謝しつつ
仕事帰りにIさんと会うことを約束して電話を切りました。

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どの子も、眼が炎症をおこしていて大きく開けないようで、鼻水がでてクシャミをし、だるそうにしているそうで、仕事中も心配でした。



病院の診察では、子猫たちは栄養状態が悪く、全員風邪をひいており、暖かい部屋で栄養価の高い食事を与え投薬をしなければいけないと言うことだったそうです。

三匹とも女の子。
体重は、白に茶色のブチの子が720グラム、長毛サビの子は620グラム、白黒の子はわずか400グラム。

独居老人に暖かい環境や投薬の事は期待できないので、それを説明しIさんが預かることになりました。

そして、仕事帰りに急遽Iさん宅へ。





みんな、やっぱり元気がなくだるそうです。

それでも、Iさんの用意してくれた小部屋でIさんに温めてもらい少し元気が戻ったような気がしました。



ごはんをもらって、、、


少し人見知りな白ブチの子は棚の下でごはん。
大丈夫、怖くないからね…。
たくさん、お腹いっぱい食べようね。



暖かい部屋のお布団で…。



急遽、駆けつけたコニャンコ姉さんとIさんと話ました。
できれば、あのネグレクトの環境に返さずに優しい里親さんを見つけてあげたい、、、。
あの家に戻したら高確率で死んでしまうよね、、、。

「そうですよね!この可愛い子たちを死なせちゃいけません!伝わらないかもしれないけれど話をしなければ...。」とIさん。

そんな週末の夜でした。



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そして独居老人宅で、また仔猫が生まれた

予想はしていましたが、数日前、ミルママのIさんから独居老人の家で新しく仔猫が生まれたとの連絡がきました。

Iさんから送られてきた仔猫の写真です。

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生まれた仔猫は3匹。
どの写真を見てもわかるように、目がぐしゅぐしゅ、風邪をひいているようで栄養状態もよくなさそうです。

Iさんが何度懇願しても「元気だから」といって老人は治療費を惜しみ猫を病院に連れて行こうとしないようです。

Iさんとコニャンコ姐さんと一緒に悩みました。

病院に連れて行き、この家から引き出し、里親探しをしたい・・・。

でも、老人は、「仔猫は自分のものだから渡さない」と言っているとIさんは言います。

どの子もくしゃみを連発していて、特に、白黒の子は栄養不良のようでこのままあの家に置いていたら死んでしまうのではないかと心配でしかたがないというIさん。

部屋は寒く、仔猫に与えられる食事は、成猫用の大きな粒のカリカリを1日に少し。

具合が悪くても放置。ネグレクトといっていいような状態です。

Iさんが老人に「このまま病院に連れて行かなかったら、肺炎とかで死んじゃうかもしれないよ」と言ったところ

「死んだっていい」と平気な顔で言う老人。

助け出したい。

でも、どうしたら・・・。

この身勝手で無責任な老人の手中にある仔猫の命。

悩みは尽きません。

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独居老人宅で生まれた子猫③

«前回のつづき»

病院で健康診断をしてもらい、生後2か月くらいの女の子とわかった仔猫。

コニャンコ姐さんが以前保護した子の里親さんが、もう一匹猫を飼いたいと言っているというので早速写真を送ってもらいました。



数日後、トライアルが決まったとコニャンコ姐さんから連絡がきました。

先住の子は、ちょっと気の強い黒猫の女の子で、おとなしい仔猫は大丈夫かなぁ・・・などとコニャンコ姐さんは少し心配していましたがしばらくたってこんなに仲よく一緒に写っている写真が送られてきました。
仔猫は「きなこ」という可愛い名前をもらっていました。

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あら、大丈夫そうだね~ と思わず笑顔になりました。

さらに、それから数日後に送られてきた写真は仲睦まじく一緒に寝ている写真でした。

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コニャンコ姐さんの心配をよそに先住ちゃんはきなこちゃんをとても可愛がってくれている様子でした。

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お姉ちゃんの溺愛ぶりに、ちょっぴり迷惑そうなこのきなこちゃんの顔(笑)

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きなこちゃんはそのお家の子として正式に迎えられました。

愛情いっぱいの家族ができた本当によかったです。

でも、きなこちゃんと一緒に生まれた2匹の兄弟は事故死。
独居老人は未避妊の子の不妊手術をお金がもったいないからと拒否。

たくさん生まれたら、また保健所に持ち込むと言い出すでしょう。

『家の猫には毎日餌をやって、なついてるし、わしは、十分に可愛がっている』というのが彼の持論です。

一方で、「自分の身に何かもしものことがあったとき、この猫達のことはどのように考えてるんですか?」と言う問いに

「そんなことはしらんよ。猫のことまで考えられるか」と言い放つ老人。


名古屋市の西保健所に相談に行き、きちんとした猫の管理と不妊を促すように指導をしてほしいとお願いしたところ

担当のN職員は「飼い主の体調が悪くなって、育てられないなら愛護センターに引き取ってもうらうしかないんじゃないですか?」

「その地域の人間でもない人の依頼で猫の飼い主さんへの指導はできないですね。」

などという驚いてしまうような対応でした。

結局、とにかくこれ以上、不幸な仔猫を増やしたくないからと懇願し、老人に対し実名を出してもいいのかと言われて「けっこうです。」と言ったところ、それなら上司と相談し1度だけ指導には行ってみるとのことでしたが、このような名古屋市西保健所の対応には空しさしか残りませんでした。

名古屋市でも殺処分を減らすことが目標と言いながら、地域の窓口である保健所の職員の対応はまるで他人事のように感じられとても残念な気持ちと怒りのような思いばかりが残りました。

きなこちゃんは、運よく優しいご家族と縁がつながり幸せになりましたが、結局、独居老人の家の猫の問題は残ったまま。

また、仔猫が生まれる季節を迎えています。


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独居老人宅で生まれた子猫②

《前回のつづき》

翌日、道路にいた子猫のことが気になって、コニャンコ姐さんとの待ち合わせよりずいぶん早く独居老人宅へ赴きました。

やっぱり、今日もここにいた!

昨日と同じ道に子猫がうずくまるようになっていました。

風邪をひいていて元気がないのかな・抱き上げると抵抗せずにおとなしくしています。

やっぱり、ここに置いておくのは危険だと思いました。

コニャンコ姐さんの話では、老人は意固地になっていて話ができる状態じゃないとのこと。

でも、助けるにはここから引き出すしかないと思ったわたしは、老人と以前からんの知り合いであるミルママのIさんに連絡をして
事情を話しました。

Iさんは、「里親さんを探してもらえるなら、すぐに交渉します!今から行きます!」と言ってくださいました。

すぐにIさんと到着したコニャンコ姐さんと3人で話し、Iさんが子猫を譲渡することを老人に承諾するよう話してもらうことになりました。



しばらくたって、Iさんが「ちょっと強引だったけど、承諾してもらいました」と出てきました。

Iさんと老人が話をしている間に、わたしとコニャンコ姐さんが各自の知り合いに連絡をとり、一時預かりさんを探しました。

急なことだったのですが、コニャンコ姐さんのお友達の方が預かりを引き受けてくれることになりました。

そして、早速、子猫を病院に連れていくことにしました。

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動物病院の待合で膝の上にのったまま眠ってしまった子猫

病院では診断は少し風邪気味で弱っているけど暖かくしてあげれば大丈夫とのことでした。

まだ、小さくて血液検査はできませんでした。

頑張って里親さんを探してあげないとね・・・。

とりあえず、子猫が少し回復するまで知り合いに子猫が欲しい人がいないかリサーチ。

みつかれなければ、本格的に里親募集をすることにして、その夜は子猫はコニャンコ姐さんの家に一泊することになりました。

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コニャンコ姐さん宅へ向かう車の中で爆睡中

まだまだ、里親探しやら独居老人のことなど問題はありますが、暖かい腕に抱かれて眠る子猫を顔をみてとてもほっとしたのを憶えています。

《つづく》



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